歯周内科治療

歯周内科治療

位相差顕微鏡歯周内科治療」とは、今現在行われている歯周病の治療、すなわち 歯周病の原因と なるバイ菌を専用の器具を使って除去したり、外科的に歯茎を切り取ったりして治療 する方法とは違い、実際に顕微鏡で歯周病の原因と思われるバイ菌の存在を確認し た後に「お薬」でバイ菌を除菌して歯周病を治療する方法です。
除菌後は再び歯周病にならないようにするめ、定期的なメンテナンス(トリートメント) が必要になります。

お口の中のバイ菌をご存知ですか?
除菌前のお口に中のバイ菌 右の画像のように、顕微鏡でお口の中の汚れを見 ると、こんなものが見えてきます。
これは口の中のバイ菌やカビなのです。実は歯周 病の原因はこれらのバイ菌やカビなのです。
これらバイ菌やカビはお口の中だけに悪さをするの ではなく、全身にも悪影響を及ぼします。
例えば、カビが肺に入れば肺炎になると言われてい ます。また、歯ぐきの出血によって菌が血管に入り、 心臓病になると言われています。
歯周病の人は通常の2,3倍心臓病になりやすいと も言われています。その他、食道癌、糖尿病、早産、 高血圧などにも関与していると言われています。

除菌後のお口に中のバイ菌 左の画像は歯周内科治療で治療した後のお口の中 のバイ菌やカビです。
明らかに綺麗になっています。
このように、歯周内科治療とは、歯周病の原因とな る菌を顕微鏡で確認した後に原因となる菌を飲み 薬で除菌したり、またお薬の歯みがき剤でカビを減 らしていく治療です。
一度除菌が行われた後は再感染に注意をしなけれ ばいけません。

歯周内科治療は次の方法で行います

歯周内科治療
1. 原因となる菌を顕微鏡で確認します。
2. 原因となる菌をお薬で除菌します。(風邪を引いたときに出され る薬でもあるので飲んだことがある方もおられるかもしれません。)
3.お薬の歯みがき剤でカビを減らします。(カビ菌がいなければ使う 必要はありません)
4.除菌後に歯石を取ります。可能な限り歯石の取り残しが少なくな るように常に拡大鏡(2.5倍)を使用して行っています。(除菌後、歯 ぐきの炎症が落ち着いた状態で歯石を取りますので痛みも少なく安 全です。深い場所についているこびりついた歯石は麻酔をして取る こともあります。)
歯周内科治療が終わった後は定期的にメンテナンスを行い、再感 染に気をつけましょう!
回し飲み、回し食い、箸の使いまわし、キス、くしゃみなどで感染し ます。また、夫婦や家族から感染しまので夫婦一緒に治療すること をお勧めします。
性感染に注意しましょう!

歯周内科治療症例

歯周内科治療症例
初診時 右の画像は初診時のお口の状態です。
歯と歯ぐきの境目部分に、歯石やプラーク(歯 垢)がたくさん着いています。バイ菌やカビが 多くみられ、歯ぐきが赤く腫れ、出 血もあり炎症症状が見て取れます。
寝起きのお口の粘りけも気になります。
口臭がきになりお口も大きく開けてお話ができません。
毎日が憂鬱です。
歯周内科治療3日後 左の画像は歯周内科治療で治療した後の3日目のお口の中 の写真です。
明らかに綺麗になっています。歯石はまだ取っていません。
カビを取り除くための歯ブラシと三日間の内服治療のみです。
口臭・出血もほとんど気にならなくなりました。
歯の表面もツルツルに感じるようになります。
自分でもお口の状態に変化に気づき歯ブラシが楽しくなります。
歯周内科治療7日後 右の写真は歯周内科治療で治療した後の7日目の写真です。
3日目に一度に歯石を全部取り、残り4日間をブラッシングで徹 底管理を行います。
もうこのころには以前のような、炎症・口臭・出血などはありません。
位相差顕微鏡でバイキンを確認してもほとんど見えなくなり、ほ とんど正常像になります。

歯周内科治療後のメンテナンス

ホームケア 1.ホームケア:家庭でのケアを徹底的に行ないます。
○歯周病を起こす細菌が感染しにくいように、お口の中を清潔に保つようにこころがけます。
つまり、毎日の適切な歯磨きがとても大切になります。
歯面清掃 2.バイオフィルムの物理的除去:専用の研磨剤や器具を用いて 機械的に歯面清掃を行ないます。
つまり歯石やカビ菌、バイオフィルムを定期的に除去して細菌が感染しにくいようすることが必要になります。
メンテナンス 3.歯周病をおこす細菌が再感染していないか、また、お口の中が再感染しやすい環境になっ ていないか、歯科医院での顕微鏡を用いた定期検診を4ヶ月毎に受けるようにしましょう。